2008年02月10日 [19:10] Main chapter 

第二十八章 それぞれの選択

Maple Strategy 28 chapter






弩「…ふぅ」

長年着ている線白宮を脱ぐ。ゴールデンクロウをおいて、帽子も取る

そうして、さっきレイチェルが出した服に袖を通す

淡く染まったフードのない紫色のローブ。裾が長くて、引きずってしまいそうだ

鏡を見る。青い髪、青い目。鏡を見るたびに、自分は「氷髪冷眼」と言うことを思い知らされる。もう一度ふぅ、と溜息を吐いて外へ出た

レ「終わったか?」

いかにも不服そうに、自身が宿す王が尋ねてくる。ちなみに「魂の絶対世界」は武器携帯厳禁だそうで、今は自分が持っていたロケット(写真をいれて首からさげるもの)に転生している

レ「後20分程度で扉が開く。準備しろ」

弩「うい」




こうなったのは、三日前

―ビクトリア大陸 ペリオン―

銀「ますっぺ、緊急連絡だ」

ま「んだよ」

アーケードをガチャガチャまわしながら面倒くさそうに言う

銀「ピエトロさんと、ロスカボスさんから。三日後にこちらにくるように、と」

ま「向こう」へ?またなんで」

銀「さぁ?」

ま「ふむ――あ」

You Lose

ま「ち」

ガタリ

銀「いくか?」

ま「よかろう、行くか」




―同大陸 エリニア―

ピピピピピ

知「めーる?」

ヒ「ちょっと待って、えーと…」

ヒ「んん?緊急通告だ」

知「緊急通告?」

ヒ「そう。三王トップが使用する、五冠と、他の三王を召集する権限」

知「つまり?」

ヒ「向こうへ出向かないといけないってコト」

知「ふぅん、わかったわ」




―ルディブリオム大陸 時計塔最深部―

ア「スティ〜〜〜〜ル」

ス「あああぁぁぁん?」

ア「緊急通告よ」

ス「緊急通告?てことは重大事か?」

ア「さぁー」

ス「めんどい」

ア「全員参加必須よ?」

ス「んじゃあ適当かつ正当な理由をつければいいんだろ」

ア「そういう問題じゃ…」

ス「リバース・プログラム、レイ・ファルグ・フロウディァ」

ア「ちょっと…」

ス「スティル・ガーフィード。「破滅希望者達」復活時の対策としての陣及び式の開発、研究の為、緊急通告の解除を要請します」

「ザ…ザザ…」

「レイ・ファルグ・フロウディァ、了解。スティル・ガーフィードの欠席を認めます」

ス「感謝します」

ア「まさか「断罪者」に頼むとはね」

ス「いいじゃないか、五冠権限の一つなんだし」

ア「まね」

ス「さて」

ア「陣の開発でもやる?」

ス「いや、寝る」

ア「おいおい…」




―魂の絶対世界 五冠殿―

デ「ふむ、緊急通告か」

デ「何かあったのか…?」

デ「とりあえず、行ってみるか」




―オシリア大陸 エルナス―

シ「んんー?緊急通告だ」

ネ「へえ、呼び出されるのなんていつ振りかな」

シ「何かあったのかしら」

ネ「何もなかったら呼び出されはしないだろう」

シ「そりゃそうだど」

ネ「とりあえず、行ってみるか」

シ「そりゃ、行かなきゃならないわね」

ネ「おう」




今に至る


ギ…


レ「来た」

弩「え、マジ?」

レ「ああ、さっさと詠唱しろ」

弩「あいさ」

弩「ディレキウス・ペスティアム」

弩「我、彼の世界三王奇星の一なり。開け、星と星を繋ぐ未知、無限に広がる扉よ。我を受け入れ、招き入れたまえ。我は面影糸を灯とする雲。無限の杯を宿し者なり」

弩「―施錠解除「開け、漆黒道」」

ガチン!

ギィー、と古臭い音を立てて目の前の空間がゆがみ、その空間だけ真っ黒に染まった

弩「こ、これに入るの…レイチェル」

レ「ああ?何を怯えている。さっさと入れ、我は寝る」

弩「ね、寝るってなんでまた!?」

レ「あれ」は我が平気でもお前が無理ならば精神リンクを伝わって我にも来てしまう。「あれ」はいささか耐え切れないだろう。お前は初体験だからな。初めてならビニール袋を…ああいやもう遅いか、おやすい」

弩兵が扉に入った瞬間、レイチェルが声を荒げ、あわてて眠りにつく

弩「へ、初体験って?」

答えはすぐにやってきた。ガクン、と体がゆれたかと思うと、いきなり下へ急落下したのだ

弩「はっ!?ぅぉっ!」

それだけでは終わらない。今度は右、次は左、その次は上と言う、まるでジェットコースターのように四方八方へと体が吹っ飛ぶ。しかもかなり揺れる

声も出ない、いや出せない。だせば吐きそうになり、何より体がどっちに吹っ飛んでいるかを考えるのにほぼ全神経を使っており、「声を出す」行為をするような余裕はないのであった

たっぷり5分ほど恐怖のジェットコースターを味わい、またガクン、と揺れたかと思うと、突然何もない空間に放り出された。床に叩きつけられると同時に、吐く

弩「か、ぁ・・・なんてこと・・・だ」

レ「あ?ついたのか?」

のんびりとレイチェルが声を上げる

レ「どうだった?あれは」

弩「もう二度とやりたくねえ…」

レ「そうだろうな、我も最初、そうだった」

弩「ぐ…」

レ「何はともあれ」

レここが魂の絶対世界だ」


赤色の町

虹色の空

揺れ動く炎

聳え立つ城

色とりどりの街灯


魂の絶対世界、ラバース・エリア・ワールド





うぃーっす浄化です、とりあえず肩慣らし程度の分でかいときました。ホントはこの話はもっと長いんですけど、話の都合上切りました。次章にご期待ください^^何故ピエトロが三王権限の一つ「緊急通告」を使ったのか、そしてスティルが相談した「断罪者」とは…まぁ、前者はわかりますよね、流石にw

ではまた近い…あー、遠い…うちに?ノシ









Re Comments.

『』 
全部読んだ!
これでまぁ色々準備がry
2008/02/22(Fri) 21:58:02 | URL | もんさるさん #RdrASfiE[ Edit.]
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